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こんにちは。
算楽塾講師の平間です。
本日は、低学年STEAMクラスの授業レポートをお届けします。
今回のテーマは「そろばん」
子どもたちに、
「そろばんって知ってる?」と聞くと、
「名前は知ってるけど、どうやって使うか知らない…」
といった答えが。
かくいう私も、そろばんにはあまり親しんでこなかったのですが、
今回の授業では、オリジナルのそろばんを作りながら、
使い方や歴史に触れようという内容で進めていきました。
授業テーマの説明
そろばんは「算木の先祖」 - 和算とのつながり -
前回の授業では、「算木(さんぎ)」という
平安時代の計算道具について学びました。
「算盤(そろばん)」という言葉はもともと
「算木を置くための盤」を意味していました。
つまり、そろばんは算木の進化系ともいえます!
今回の授業は、
その歴史的な道具を「自分の手で作る」という体験です。
ただの工作遊びのようで、
作る過程のあちこちに、算数が隠れています。
授業で扱う内容
「きれいな枠を切り出すには?」

まず、そろばんの枠から作るのですが、
図のように、ちょうど中央に四角い窓を切り抜く必要があります。
「どうすれば、ちょうど真ん中できれいに切り取れると思う?」
と質問すると、ハサミを持っていた手を止めて考えていました。
ここで計算が役立ちます!
まず、ホワイトボードを使ってそろばんの設計図を一緒に考えました。
- 全体の大きさは21cm × 21cm
- 切り抜く四角い窓はタテ16.5cm×ヨコ15cm
この条件をもとに、
- 上下左右に何センチずつ余白を作ればいいか
- どうやったら外の枠と平行な線が引けるか
といったことをひとつずつ考えていきます。
「同じ長さに切る、バランスよく並べる」という作業の中に、
長さの計算・等分・対称という算数の概念が自然に登場します。
子どもたちは図形を見ながら、
「ここからここまでが○cmだから……」
と真剣に計算します。
答えを教えてもらうのではなく、自分で考えて決める。
算楽塾で大切にしている考えです。

100個のビーズを通す
枠ができたら次は、竹串を並べてそろばんの珠となるビーズをつけていきます。
竹串も均等な間隔で並べる必要があるので、
まず自分たちで計算してから配置する作業に挑戦しました。
「竹串の本数は10本あるから…」
「いくつに分割すればいいんだ?」
と頭をフル回転させながら、ものづくりに算数を活かす場面が見られました。
串を並べる間隔の印をつけたら、
ビーズを串にとおして枠に貼り付けていきます。
とりつけるビーズの数は、なんと100個…!
大変そうでしたが、集中を切らさずにやり遂げた子どもたちの姿はとてもかっこよかったです。

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完成まであと少し!
カラフルなビーズが並んだ、
世界にひとつだけのオリジナルそろばんが完成しました。
次回は、そろばんの仕上げと、そろばんを使って実際に計算に挑戦します。
きっと自分で作った道具で計算する体験は、
市販のそろばんでは得られない特別な感覚があるはずです。


算楽塾としての授業のねらい
「作る算数」は、最も深い算数
算楽塾のSTEAM教室が大切にしているのは、
「算数を使う必然性」が生まれるものづくりです。
「きれいに作りたい」「ちゃんと動かしたい」という気持ちが先にあるとき、
子どもたちは自分から計算しようとします。
教えられた計算ではなく、必要だから計算する。
この違いが、学びの深さを決めます。
平安時代の算木から、江戸時代のそろばんへ。
そして今日、子どもたちの手の中に生まれた「マイそろばん」へ。
計算道具の1000年の歴史が、ものづくりの中に詰まっています。
「わからなくていい。それが、考える力の始まりだ。」
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