トランプと算数 3 確率・足し算

トランプ低学年コース確率足し算

小学生低学年STEAMクラスの担当 西村です。

小学2年生のA君と、幼稚園年長のB君の二人との授業です。

前回、トランプを使って確率について勉強しました。

今回も同じ感じで確率の勉強をしていきます。

 トランプの中から好きなマークを選んでもらいます。一つでやるつもりでしたが、A君がスペード、B君がダイヤと分かれたので、その二つのマークから、カードを選びます。

1から5までのカードで1が出たら当たりということにして、それぞれの山から3回カードを引いてもらいます。今回は、めくったカードはそのままにします。(山札がどんどん減っていく感じ)引く山は途中で変えてもOKです。

最初はB君が一回当てて、コインを1枚もらって終わりました。

これを3回やりましたが、B君が3回とも当てていました。

じゃあ、もう少し、面白くするためにカードを1から7の7枚ずつにします。他のルールはどうする?ときいたら、

・当たりを増やす

・もらえるコインの数を増やす

・引く回数を増やす

 というのが出たので、そのルールでやりました。1がでたら、コインを2枚もらえる、2が出たらコインを1枚もらえる、ということにしました。

(ややこしくない?と聞いたのですが、1は特別の感じがするから、コインを多くもらえた方がうれしい!という答えでした。)

 まず、カードを引いたら毎回カードを戻して、切りなおす、ルールでやりました。

 これは、B君がダイヤの山から2回当たりをだしてB君の勝ちでした。

 次にカードを引いたら、山に戻さないルールでやりました。

その時の結果が

A君 ♤7 ♤2 ♤1 ♦4 でコイン3枚

B君 ♦5 ♦2 ♦7 ♦6 でコイン1枚

 ということでA君の勝ちとなりました。

この時、裏返っているカードは何枚ある?♦で表を向いているカードは?

などという話から、7足す7を二人ともすぐには計算できない雰囲気だったので、コインをつかって、7足す7の計算の仕方の説明になりました。

そのあと、青いコインと黄色いコインをつかって、それぞれ、♦のカードと♤のカードに見立てて、表向いているカードは何枚で、裏向いているカードは何枚、合わせて何枚のカードがあるのか、などの考え方を伝えました。

途中でA君が並べたコインの形をB君が真似をして、考え方を理解するシーンもあり、こういうのが数学の基礎なんだろうなと思いました。

せっかく、足し算の話になったので、来週はトランプで足し算を学んでいきたいと思います。